光回線の解約金・違約金一覧|光コラボ32ブランドの契約期間と上限

最終更新: 2026-10-27

目次

光回線の解約金(違約金)について、最初に1つだけ誤解を解いておきます。携帯電話の乗り換えでよく聞く「解約金は1,100円まで」というルールは、光回線には適用されません。固定回線には別の上限ルールがあり、2022年7月1日以降の契約なら、解約金の上限は月額料金1か月分です。

当サイトが調査している光コラボ32ブランドでは、12ブランドが解約金0円でした。金額を公表しているブランドの中で最も高いのは、GameWith光の戸建て6,160円(同ブランドの月額料金と同額)です。この記事では、32ブランドの契約期間と解約金の一覧、上限ルールと2022年6月以前の契約の扱い、そして解約金より高くなりやすい工事費の残債を含めた乗り換えの損益計算を解説します。

光コラボ32ブランドの解約金(違約金)一覧

解約金は、事業者によって「違約金」「契約解除料」「解除手数料」とも呼ばれます。当サイトが各社の公式サイト・重要事項説明書で確認した内容は次のとおりです(1Gbpsプラン、2022年7月1日以降の新規契約、2026年9〜10月確認)。金額は税込または不課税で、一部は表中に税別と記載しています。順位は当サイトの1Gbps戸建ての月額料金順位です。

順位ISP名契約期間解約金(戸建て/マンション)
1andline光SE定めなし0円
2オトクナ光定めなし0円
3@スマート光定めなし0円
4enひかり定めなし0円
4GMOとくとくBB光定めなし0円
6おてがる光違約金の設定なし0円
7ahamo光2年自動更新4,950円/3,630円
7BB.excite光 MEC定めなし0円
7タイガースネット光定めなし0円
10楽天ひかり2年自動更新5,280円/4,180円
10DTI光定めなし(主要プラン)0円
10Tiki光コラボ2年自動更新金額の記載なし
13hi-ho光確認できず確認できず
14eo光ネット(type N)最低利用期間1年1年以内は1,940円/3,630円
15IIJmioひかり最低利用24か月(自動更新なし)24か月以内は3,000円(税別)、以降0円
16楽々ひかり2年自動更新24か月以内は4,980円/3,980円
16ビッグローブ光3年自動更新4,100円/3,000円
18SIS光違約金の設定なし0円
19カブアンド光2年自動更新月額料金1か月分
20AsahiNet光契約期間の定めなし0円(転用・事業者変更は開通月を含む4か月以内の解約で4,400円)
21ドコモ光2年定期(契約期間なしも選択可)5,500円/4,180円
21@nifty光3年または2年の自動更新4,840円/3,630円
21イツキ光公開なし公開なし(申込月により異なる)
21USEN光0124か月(にねん割)月額料金1か月分
25@T COMヒカリ2年自動更新3,300円/2,200円
25光GiGA自動更新月額基本料金相当額(税抜)
25ビジモ光24か月自動更新5,300円/4,200円
28So-net光(Mプラン)定めなし0円
28ベネステ光 powered by So-net(Mプラン)記載を確認できず記載を確認できず
30ic-net光記載を確認できず記載を確認できず
31GameWith光2年自動更新6,160円/4,840円
32ソフトバンク光2年自動更新(自動更新なしプランも選択可)5,720円/4,180円(基本料金相当)

自動更新のブランドの多くは、契約満了月を含む3か月の更新期間に解約すれば解約金がかかりません。10Gbpsや上位プランは金額が異なることがあります(例: hi-ho光クロス with gamesは戸建て6,600円・マンション5,400円)。各ブランドの詳しい条件は各社のレビューで確認できます。

この表から読み取れることは3つです。

  1. 縛りがないことと料金の安さは両立しています。月額料金が上位の9ブランドのうち8ブランドは解約金0円で、1位のandline光SEも契約期間の定めがありません。縛りを受け入れれば安くなる、という関係は光コラボでは成り立っていません。
  2. 2022年7月以降の1Gbpsの契約で金額を公表しているブランドは、すべて月額料金1か月分以内です。最も高いGameWith光の戸建て6,160円も、同ブランドの月額料金と同額です。
  3. 5ブランドは新規契約の金額を公式サイトで確認できませんでした(Tiki光コラボ、hi-ho光、イツキ光、ic-net光、ベネステ光 powered by So-net)。申し込む前に、重要事項説明書か窓口で確認してください。

携帯電話の「1,100円ルール」は、光回線には適用されません

解約金の上限が1,100円とされているのは、大手携帯事業者などが提供する携帯電話サービスです。総務省は、2022年7月1日以降の契約について、対象事業者の携帯電話サービスは「1,100円とサービスの月額料金のうち低い方」、その他の電気通信サービスは「月額料金」が上限と案内しています(出典: 総務省「携帯電話ポータルサイト」)。

光コラボを含む光回線は「その他の電気通信サービス」にあたるため、月額5,000円のプランなら解約金の上限は5,000円です。総務省の資料では、上限の考え方が次のように示されています(出典: 総務省「期間拘束契約に係る違約金等に関する制限の経過措置の廃止時期等の明確化」、2026年10月確認)。

  • セット割のように契約期間を通して適用される割引は考慮します。「当初半年間は無料」のような期間限定の割引は考慮しません。
  • 工事費の残りを請求できるのは、契約期間に応じて減らした額までです。総務省の例では、2年契約を1年で解約した場合は工事費の(24−12)/24まで請求できます。

2022年6月30日以前の契約は、旧ルールの解約金が残っていることがあります

上限ルールの対象は2022年7月1日以降に結んだ契約で、それより前の契約(既往契約)には経過措置が設けられました。実際に、ドコモ光は2022年6月30日以前の申込について戸建て14,300円・マンション8,800円、楽々ひかりは15,000円という旧ルールの解約金を公式サイトに記載しています(2026年10月確認)。

この経過措置について、総務省は2024年1月の改正案で、2025年7月以降に更新を迎える既往契約から廃止し、2028年6月末に完全廃止する案を示しました(前掲の総務省資料)。光GiGAのように「2025年7月1日以降に更新となる契約は月額基本料金相当額」と明記している事業者もあります。長く同じ回線を使っている方は、思い込みで判断せず、会員ページか窓口で自分の契約の解約金を確認してください。

更新月を待つかどうかは、割り算で決めます

解約金の上限が月額料金1か月分になった現在、更新月を待つ意味は小さくなりました。たとえばソフトバンク光の戸建てで更新月以外に解約した場合の負担は5,720円です。乗り換えで月1,000円安くなるなら、6か月待つより今すぐ乗り換えた方が総額は少なくなります。具体的な計算方法は後述します。

解約時にいちばん高くつくのは、解約金ではなく工事費の残債です

「工事費実質無料」は、工事費の分割払いと同額を毎月割り引いて相殺する仕組みが一般的です。割引は契約が続いていることが条件なので、相殺が終わる前に解約すると、工事費の残りを支払うことになります。一括か分割の継続かは事業者によって異なります(仕組みは工事費「実質無料」は本当に0円?、各社の工事費と分割回数は工事費一覧で確認できます)。

たとえばGMOとくとくBB光(戸建て)は、工事費26,400円を36回(初回990円、2回目以降726円)で相殺しています(2026年10月確認)。解約金は0円ですが、開通から12か月目に解約すると、残り24回分の17,424円が残ります。契約期間の縛りがなくても、工事費の分割回数が事実上の縛りになるということです。解約時の負担を見積もるときは、会員ページの請求明細で「工事費の分割があと何回残っているか」を確認してください。

乗り換えで元が取れるかは、この割り算で判断できます

(解約金 + 工事費の残債)÷ 乗り換えによる毎月の差額 = 元が取れるまでの月数

乗り換え先の事務手数料や事業者変更の手数料がかかる場合は、解約金に足してください。戸建てでソフトバンク光(月額6,270円)から、当サイト調査で1位のandline光SE(月額4,600円)へ乗り換える場合、毎月の差額は1,670円です。

  • 解約金5,720円のみの場合: 5,720円 ÷ 1,670円 = 約3.4か月で元が取れます。
  • 工事費の残債17,424円も加わる場合(前述のGMOとくとくBB光の例と同じ残債を仮定。ソフトバンク光の実際の残債とは異なります): 23,144円 ÷ 1,670円 = 約13.9か月で、14か月目に元が取れます。

2年間で見れば、月1,670円の差は40,080円です。約23,100円を負担しても、2年間の総額では約16,900円得をする計算です。逆に、差額が月200円しかないのに残債が2万円残っているなら、相殺が終わるまで待つ方が有利です。

この計算をやり直すとよいタイミングは、次の3つです。

  • キャンペーンの割引期間が終わり、請求額が上がったとき
  • 工事費の分割相殺が終わったとき(残債がなくなるため)
  • 引っ越しが決まったとき

他社の解約金を還元するキャンペーンは、最後に上乗せして考えます

乗り換え先が、乗り換え元の解約金や工事費残債を還元する特典を用意していることがあります。たとえばドコモ光は他社解約金相当のdポイント進呈を最大100,000ptに増額し、ソフトバンク光は他社違約金を最大10万円還元しています(2026年10月確認)。

ただし、還元には上限額・適用条件があり、入金は後日になるのが一般的です。また還元は一度きりですが、毎月の料金差は契約している限り続きます。まず通常の月額料金で候補を絞り、還元は最後に上乗せする順序をおすすめします(光コラボ契約前に確認すべき4つのポイント)。なお、光コラボ同士の乗り換えは「事業者変更」で、原則として工事は不要です(転用と事業者変更の違い)。NURO光との間で乗り換える場合は光回線再利用という別の手続きになり、今の契約は解約扱いです。

解約金と契約期間についてよくある質問

光回線の解約金も1,100円が上限ではないのですか

上限は1,100円ではありません。1,100円の上限は、大手携帯事業者などの携帯電話サービスに適用されるものです。光コラボを含む固定回線では、2022年7月1日以降の契約の解約金の上限は月額料金です。

2022年6月30日以前から使っているプランの解約金はいくらですか

旧ルールの解約金(1万円を超える場合もあります)が適用されている可能性があります。2025年7月以降に契約を更新していれば新ルールの対象になっていることもあるため、会員ページか窓口で実額を確認してください。

工事費の残債はいくら請求されますか

工事費の総額と、解約時点で残っている分割回数で決まります。正確な金額は会員ページの請求明細か窓口で確認してください。各社の工事費と分割回数は工事費一覧にまとめています。

まとめ

光回線の解約金に携帯電話の1,100円ルールは適用されませんが、2022年7月1日以降の契約なら月額料金1か月分が上限です。当サイトが調査した32ブランドでは12ブランドが0円で、上位の安いブランドほど縛りがない傾向でした。

乗り換えを判断するときは、解約金に工事費の残債を足し、毎月の差額で割って元が取れる月数を出してください。乗り換え先の候補は光コラボ1Gbps料金比較で、値上げを理由に解約する場合の特例は料金改定履歴で確認できます。

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