SoftBank 光+とは・現行のソフトバンク光との違いと選び方

最終更新: 2026-08-04

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2026年6月1日、ソフトバンクから「SoftBank 光+(ソフトバンク光プラス)」という新しい光回線サービスの提供が始まりました。名前はよく似ていますが、これは現行の「ソフトバンク光」がそのまま進化したものでも、自動的に切り替わるものでもありません。回線の土台から異なる別サービスであり、利用したい場合は新規に申し込む必要があります。

先に結論をお伝えします。SoftBank 光+をおすすめできるのは、提供エリア内の一戸建てにお住まいで、2.5ギガや10ギガの高速プランを新たに検討している人です。反対に、集合住宅にお住まいの人、提供エリア外の人、光電話やソフトバンク光テレビを使い続けたい人にはおすすめできません。この記事では、現行のソフトバンク光と比べて何が進化し、何が制限されているのかを順番に見ていきます。

SoftBank 光+と現行のソフトバンク光は、何がどう違うのかを一覧で比較します

細かい料金の話に入る前に、まず全体像をつかんでください。両者は「回線の土台」「対象になる住居」「提供エリア」という根本の部分が異なります。料金は速度帯ごとに事情が違うため、1ギガ・2.5ギガ・10ギガの3段階すべてを並べています。

項目SoftBank 光+(2026年6月開始)現行のソフトバンク光
回線基盤ソフトバンクと通信会社SNC(ソフトバンクの協業先)との協業による新しい回線NTT東日本・西日本のフレッツ光を使う光コラボ
対象住居一戸建てのみ戸建て・集合住宅の両方
提供エリア東京都・愛知県・大阪府等の一部地域のみフレッツ光のエリアに準拠(ほぼ全国)
プラン構成1ギガ/2.5ギガ/10ギガの3段階1ギガ/10ギガの2段階
1ギガの実質月額(戸建て)6,050円(基本6,050円+光BBユニット無料)6,233円(基本5,720円+光BBユニット513円)
2.5ギガの実質月額(戸建て)6,050円(基本6,050円+ホームゲートウェイ(S)無料)該当なし(2.5ギガのプランがありません)
10ギガの実質月額(戸建て)7,480円(基本6,930円+ホームゲートウェイ(S)550円)7,443円(基本6,930円+光BBユニット513円)
契約期間2年自動更新2年自動更新が基本

この表から読み取っていただきたいのは3点です。1つ目は、SoftBank 光+が使うのはフレッツ光ではなく協業による新しい回線だということ。2つ目は、その代わりに対象が一戸建てのみ・一部エリアのみと大きく絞られていること。3つ目は、1ギガと10ギガの間に「2.5ギガ」という新しい選択肢が加わったことです(出典: ソフトバンク公式プレスリリースSoftBank 光+料金表(PDF)。現行のソフトバンク光の金額は当サイトの光コラボ1Gbps料金比較の調査データによります)。

料金だけを見ると、1ギガではSoftBank 光+の方がむしろ安くなります

料金の行を縦に見ると、値上げのように見えて実はそうではない、という事実が浮かび上がります。基本料金だけを比べると、1ギガは現行のソフトバンク光が5,720円、SoftBank 光+が6,050円で、光+の方が330円高く見えます。しかし現行のソフトバンク光では、IPv6高速ハイブリッド接続を使うために光BBユニットのレンタル料513円が事実上必須です(この「契約上は任意だが実質必須」という論点は光コラボ契約前に確認すべき4つのポイントで解説しています)。合算した実質月額で比べると現行は6,233円となり、同じ光BBユニットをレンタル無料で使えるSoftBank 光+の6,050円より、月183円・2年間で4,392円高い計算になります。一方の10ギガは、光+が7,480円、現行が7,443円で、月37円しか違いません。つまり料金面での明確な違いは、実質的に「2.5ギガという中間プランがあるかどうか」だけに集約されます。基本料金の額面だけを見て「新サービスは値上げだ」と判断すると、判断を誤ります。

進化点の1つ目は、1ギガと10ギガの間に「2.5ギガ」という選択肢が加わったことです

現行のソフトバンク光のプランは1ギガと10ギガの2段階で、その中間はありません。そのため「1ギガでは物足りないが、10ギガは料金も対応機器も持て余す」という人には、ちょうどよい選択肢がありませんでした。SoftBank 光+では、ここに2.5ギガが加わって3段階になっています。

プラン月額基本料金(税込)必須の宅内機器機器レンタル料
10ギガ6,930円ホームゲートウェイ(S)550円/月
2.5ギガ6,050円ホームゲートウェイ(S)無料
1ギガ6,050円光BBユニット無料

まず注目していただきたいのは、2.5ギガと1ギガの月額基本料金がどちらも6,050円で同額だという点です。必須機器のレンタル料もどちらも無料ですから、住所が2.5ギガに対応しているのであれば、あえて1ギガを選ぶ理由はほとんどありません。申し込みの際は、まず2.5ギガが選べるかを確認するのが得策です。

10ギガについては、基本料金6,930円に加えてホームゲートウェイ(S)のレンタル料550円がかかるため、月々の支払いは7,480円になります。2.5ギガの6,050円と比べると月1,430円の差です。

2年間の総支払額に置き換えると、プラン選びの重みがはっきりします

光回線は2年単位で契約するサービスですから、月額の差は契約期間の総額で捉えると判断しやすくなります。機器レンタル料を含めた実質月額を24か月分に換算すると次の通りです。

プラン実質月額(税込)2年間の総支払額(月額分のみ)
10ギガ7,480円179,520円
2.5ギガ6,050円145,200円
1ギガ6,050円145,200円

2.5ギガと10ギガの差は2年間で34,320円です。この差額を出してでも10ギガが必要かどうかが、上位プランを選ぶかどうかの分かれ目になります。なお、後述するPayPayカード割(B)で月330円の割引を受ければ、どのプランでも2年間の総額が7,920円下がります。参考までに、現行のソフトバンク光の1ギガ・戸建て(実質6,233円)を同じく2年間で計算すると149,592円ですから、SoftBank 光+の1ギガ・2.5ギガ(145,200円)の方が2年間で4,392円安く収まる計算です。

進化点の2つ目は、PayPayカード割(B)で毎月の料金が下がることです

SoftBank 光+には「PayPayカード割(B)」という割引が用意されています。支払いにPayPayカードを使うと月330円、PayPayカードゴールドを使うと月550円が基本料金から割り引かれます。

プラン基本料金PayPayカード割(B)適用時ゴールド割適用時
10ギガ6,930円6,600円6,380円
2.5ギガ6,050円5,720円5,500円
1ギガ6,050円5,720円5,500円

ここで判断が必要になるのがゴールドカードです。PayPayカードゴールドには年会費11,000円がかかります。通常のPayPayカードとの割引差額は月220円、年間で2,640円ですから、回線の割引だけで年会費11,000円を取り戻すことはできません。ゴールドを選ぶかどうかは、回線以外のPayPay関連特典まで含めて元が取れるかどうかで判断してください。回線料金だけを見るなら、年会費無料のPayPayカードで月330円の割引を受けるのが合理的です(出典: 前掲SoftBank 光+料金表(PDF))。

一方で、対象住居と提供エリアは現行のソフトバンク光より大幅に狭くなっています

ここがSoftBank 光+の最大の注意点です。現行のソフトバンク光はフレッツ光のエリアに準拠してほぼ全国で提供され、戸建て・集合住宅のどちらでも契約できます。これに対してSoftBank 光+は、対象が一戸建てのみで、提供エリアも東京都・愛知県・大阪府等の一部地域に限定されています。プランや割引がどれだけ魅力的でも、この2つの条件を満たさなければそもそも申し込みの土俵に上がれません。

マンション向けのプランが用意されているかどうかについては、2026年8月時点の公式情報では確認できていません。集合住宅にお住まいの方は、現時点では現行のソフトバンク光や他の光コラボから選ぶことになります。

提供エリアの確認は、次の3ステップで申し込み前に済ませてください

提供エリアは同じ都道府県内でも住所によって判定が変わります。「東京都だから使える」といった単位では判断できないため、必ず個別の住所で判定を受けてください。

  • Step1: ソフトバンク公式サイトから、SoftBank 光+の提供エリア確認ページを開きます。現行のソフトバンク光(光コラボ)のエリア確認とは対象の回線が異なるため、SoftBank 光+のページであることを確かめてください。
  • Step2: 設置先の住所を、郵便番号だけで止めず番地・号まで入力します。あわせて住居の種別が一戸建てであることも確認してください。集合住宅は対象外です。
  • Step3: 判定結果を確認します。「提供可能」と表示されたら、申し込みに進む前に2.5ギガや10ギガが選べるかを窓口で確認しておくと、契約後の想定違いを防げます。「提供エリア外」と表示された場合、SoftBank 光+は選べませんので、全国で契約できる光コラボ1Gbps料金比較から検討し直してください。

光電話やソフトバンク光テレビが使えるかどうかは、現時点では確認できていません

現行のソフトバンク光はNTT東西のフレッツ光を使う光コラボなので、光電話(N)やソフトバンク光テレビといった、NTT回線に依存するオプションを利用できます。固定電話の番号をそのまま使っている方や、光回線でテレビを見ている方も多いはずです。

一方、SoftBank 光+は別の回線基盤を使うサービスであり、これらのオプションが同じように使えるかどうかは、2026年8月時点の公式情報では確認できていません。固定電話やテレビの継続利用が前提の方は、申し込み前に必ず公式サイトまたは窓口で対応状況を確認してください。確認が取れないまま乗り換えると、開通後に電話やテレビが使えなくなる可能性があります。この点がはっきりするまでは、乗り換えを見送るのが安全な判断です。

初期費用と解約条件は、契約前に具体的な数字で押さえておきます

月額料金だけを見て決めると、初期費用と解約時の負担を見落とします。SoftBank 光+の契約に伴う費用は次の通りです。

項目金額・条件(税込)
契約事務手数料4,950円(あんしん交換保証の加入等で1,100円割引)
開通工事費47,520円(一括/12回/24回払い。24回払いなら月1,980円)
宅内機器レンタル料10ギガ550円/月、2.5ギガ・1ギガは無料
契約期間2年自動更新
解除料10ギガ6,380円相当、2.5ギガ・1ギガ6,050円相当(オプションの解除料と重複する場合は上限11,000円)

目を引くのは開通工事費47,520円ですが、これは2026年6月に始まった工事費割引キャンペーンによって実質的に相殺できます。派遣工事ありの契約であれば、24回払いの月1,980円と同額が24か月間割り引かれる仕組みです。ただし、適用には次の条件があります。

  • 割引が始まるのは課金開始から7か月目です。
  • 申し込みから180日以内に課金が開始されている必要があります。
  • 他社から乗り換える場合は、6か月以内の解約証明書の提出が必須です。
  • 自動更新なしのプランはキャンペーンの対象外です。

注意したいのは、割引の開始が7か月目である点です。それまでの期間は分割払い分をいったん自分で負担することになり、24回の割引を受け切って初めて工事費が相殺されます。途中で解約すれば、その時点から先の割引は受けられません。工事費が実質無料になるのは「2年以上使い続けた場合」だと理解しておいてください(出典: ソフトバンク公式キャンペーンページソフトバンク公式(解除料に関するご案内))。

現行のソフトバンク光は、光コラボ全体の料金比較では下位に位置しています

ここまではソフトバンクの新旧2サービスの中だけで比べてきましたが、選択肢を光コラボ全体に広げると、また違う景色が見えます。当サイトが調査している光コラボの料金比較(2026年8月時点)では、現行のソフトバンク光は次の位置にあります。

住居タイプソフトバンク光の実質月額当サイト比較での順位最安ブランドとの差
戸建て(1Gbps)6,233円30ブランド中30位月1,633円(最安は4,600円)
マンション(1Gbps)4,693円30ブランド中28位月1,193円(最安は3,500円)

戸建てでは最安ブランドとの差が月1,633円、2年間では39,192円にのぼります。SoftBank 光+はフレッツ光を使わない別回線であるため、この光コラボの比較表そのものには含まれませんが、1ギガの実質6,050円という水準は光コラボの最安帯と比べれば決して安くありません。つまり「ソフトバンクブランドかどうか」を外して回線料金だけで選ぶなら、より安い選択肢が数多くあるというのが実情です。逆に言えば、SoftBank 光+や現行のソフトバンク光を選ぶ理由は、料金の安さそのものではなく、2.5ギガという選択肢やスマホとのセット割、支払いをPayPay経済圏にまとめられることなど、料金表の外側にあります。まずは光コラボ1Gbps料金比較で相場を確認したうえで、その差額を払う理由が自分にあるかを判断してください。

SoftBank 光+をおすすめできる人・おすすめできない人をはっきり分けます

ここまでの内容をふまえると、SoftBank 光+が向いているのは次のような方です。

  • 提供エリア内の一戸建てにお住まいで、これから新しく光回線を引く、または高速回線に乗り換えたい方
  • 1ギガでは物足りず、2.5ギガや10ギガを検討している方(特に2.5ギガは1ギガと同額で選べます)
  • PayPayカードを日常的に使っており、カード割で月330円の割引を確実に受けられる方

反対に、次のような方にはおすすめできません。

  • 集合住宅にお住まいの方、または提供エリア外にお住まいの方(そもそも申し込みの対象外です)
  • 光電話(N)やソフトバンク光テレビを使い続けたい方(対応が確認できていないため、リスクを取るべきではありません)
  • 現在のソフトバンク光や他社回線に不満がない方(1ギガ・10ギガの料金水準はほぼ同じで、エリアが限られた新サービスへあえて乗り換えるメリットは薄く、工事費の分割も2年縛られます)
  • 回線料金の安さを最優先する方(光コラボにはより安いブランドが多数あります)

補足:2026年12月以降は、現行のソフトバンク光も名前だけ「SoftBank 光+」に変わります

最後に、名前の紛らわしさについて触れておきます。2026年12月以降、現行のソフトバンク光(フレッツ光を使う光コラボ、全国の戸建て・集合住宅向け)は、料金改定と同時に名称のみ「SoftBank 光+」へ変更される予定です(1ギガの戸建てが5,720円から6,050円になるなどの改定で、10ギガは値上げされません)。背景には、設備の運用を効率化するために設立された合弁会社があります。名前が変わるだけで、回線の実体はこれまでと同じフレッツ光ベースのままです。2026年12月以降は名前だけで両者を見分けられなくなるため、「いつ始まったサービスか」「回線の実体はどちらか」で判断してください(出典: 前掲ソフトバンク公式プレスリリース、ソフトバンク公式(料金改定の詳細条件PDF))。

SoftBank 光+についてよくある質問

今契約しているソフトバンク光は、自動的にSoftBank 光+(ソフトバンク光プラス)に切り替わりますか

切り替わりません。2026年6月に始まったSoftBank 光+(ソフトバンク光プラス)は別サービスで、利用するには新規の申し込みと工事が必要です。2026年12月以降に現行のソフトバンク光が「SoftBank 光+」へ改称する件は名称の変更のみで、回線が新しくなるわけではありません。

SoftBank 光+は、現行のソフトバンク光より高いのですか

高くはありません。1ギガは、光BBユニットのレンタル料まで含めた実質月額で比べると、現行が6,233円、SoftBank 光+が6,050円で、光+の方が月183円安くなります。10ギガは光+が7,480円、現行が7,443円でほぼ同水準です。料金面での実質的な違いは、2.5ギガという中間プランがあるかどうかに集約されます。

マンションに住んでいますが、申し込めますか

申し込めません。SoftBank 光+の対象は一戸建てのみです。マンション向けプランが今後用意されるかどうかも、2026年8月時点の公式情報では確認できていません。

2.5ギガと1ギガは料金が同じですが、どちらを選ぶべきですか

お住まいの住所で2.5ギガが選べるなら2.5ギガです。月額基本料金はどちらも6,050円、必須機器のレンタル料もどちらも無料のため、1ギガを選ぶ金銭的なメリットがありません。

工事費47,520円は、結局いくら払うことになりますか

派遣工事ありでキャンペーンの条件を満たし、2年間使い続けた場合は実質的に負担なしになります。ただし割引開始は課金開始から7か月目のため、それまでは分割払い分を自分で負担します。自動更新なしのプランは対象外です。

今使っている固定電話の番号は引き継げますか

この点は公式情報で確認できていません。現行のソフトバンク光ではNTT回線を使う光電話(N)が利用できますが、SoftBank 光+での対応可否は確認が取れていないため、電話番号の継続が必須の方は申し込み前に窓口で確認してください。

まとめ

SoftBank 光+は、2.5ギガという中間プランとPayPayカード割という2つの進化がある一方で、一戸建て限定・一部エリア限定という強い制約を持つサービスです。料金そのものは現行のソフトバンク光とほぼ同水準で、1ギガはむしろ月183円安く、決め手になるのは2.5ギガを選べるかどうかです。判断の順序としては、まず「一戸建てかどうか」「提供エリア内かどうか」を確認し、次に「光電話やテレビを使い続ける必要があるか」を確認してください。この3つをクリアしたうえで2.5ギガ以上の速度を求めるなら、有力な候補になります。当てはまらない場合は、全国で契約できる光コラボの中から月額料金で比較して選ぶほうが現実的です。

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